http://newsflash.nifty.com/news/tu/tu__yomiuri_20070901ie08.htm
世界陸上での日本人の成績は、
非常にふるわないものとなっている。
期待どおりの成績を出せない彼らの苦しみは
どれほどのものだろうか。
そんな中、競歩という種目で
入賞の可能性が最後まで残されていたにもかかわらず
なんと、係員の誘導ミスにより
「棄権」 になってしまったのは、
山崎勇喜選手である。
競歩の距離は50km。
今回のコースの場合、約48km地点、競技場手前で
右に曲がる前に、選手は直進し、
残り2kmを1周。また競技場前に戻ってくる。
そこを今度は右に曲がって競技場に入り、
そのままゴールとなるのだが
係員が間違って、まだ1周していない山崎選手に対し
右折するように指示したのだ。
48kmもの道のりを歩き、
ゴールだけを目指してきた山崎選手であったが
その記録は なし となってしまった。
オリンピックの選考がかかった大切な試合であった。
さて、ここで陸上に全く素人の私には
2つの疑問が湧く。 1つは、
競技場をあと何周かさせるという救済法はなかったのか?
ということ。
間違って競技場に誘導してしまったなら、
競技場内で帳尻を合わす方法が取れなかったのだろうか。
誰かが急遽、「お前はまだ2km残っているんだぞ!」と
教えてあげたら、それも可能だったような気がするのだが。
もう1つは、
誘導ミスは起こるべくして起きたのでは?ということ。
競技場前には、
まだ1周していない選手と、
既に1周終えて戻ってきた選手が混在しているわけで
その選手たちの誰を右側に誘導するべきか、
係員には瞬時の判断が求められることになる。
4~5人ならともかく、
何十人もの選手が行き来するのだから
係員が混乱したとしても、
当然のことなのではないか。
事前にコースは分かっているわけだから
コーンなどで円を描くように、
強制的に直進する選手と右に曲がる選手を
分離できなかったのだろうか。
人間にはミスがつきものである。
しかし、回復できないようなミスもあって
山崎選手に対し
「また次もあるよ。次にがんばれよ。」と言うのは
あまりにも過酷である。
そしてそれによって受ける影響は、
山崎選手のみならず、ライバル選手にも及ぶのである。
スポーツをすることで、
世の中のグレーゾーンを知ることになるようなシステムは
誘導ミスよりもあってはならいし、
今回のことが、その一因とならぬことを願っている。
Recent Comments